諸外国との関係

■ベトナムとアメリカとの関係
第二次世界対戦中は現政権の前進となるベトミンと盟友と言えるほど仲が良かったが、ドイモイ政策を打ち出した後の1995年8月5日に和解するまで関係は良くなかった。和解後は国交が復活し通商禁止も解除された。2000年に両国間の通商協定が締結され、アメリカがベトナムを貿易最恵国としたことにより、多種多様のアメリカンブランド企業(フォード・ジェネラルモーターズ・コカコーラ・ハイアットホテルアンドリゾーツなど)が進出してきた。
ベトナム政府だけでなく、一般の人たちも経済向上・発展のためにはアメリカとの関係を悪化させてはいいけないと考えられているようで、ベトナム戦争中の枯れ葉剤や侵攻された被害を受けたにも関わらず、観光客や企業誘致など歓迎されている。

■ベトナムと近隣諸国との関係
○中国
ベトナムは中国から、ずっと繰り返し支配されてきた歴史を持つ。
南北ベトナム統一後、1979年に中華人民共和国と大規模な中越戦争を起こし、それからも1989年まで国境を巡る争いをしていた。最近では南シナ海にあるチュオンサ諸島(南沙諸島)・ホアンサ諸島(西沙諸島)における領有権問題を抱えている。この問題から中華人民共和国との関係は悪く、ベトナム国内において禁止されているデモでさえ公安警察の取り締まりもなく行われたことがある。
中国とは陸続きなのもあって中国製品が大量に流通していますが、中国人の急増により不法滞在や不法就労が多発しているため反中感情を抱くものが非常に多いのも事実である。

○北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)
同じ共産主義国家という関係から、双方の首都には大使館が設置されている。大韓民国(韓国)よりも早く国交を結んでおり、ベトナム戦争時には北ベトナムとの軍事協力と朝鮮人民軍派兵の援助を受けた。

○韓国(大韓民国)
ベトナムと韓国は歴史上良くも悪くも長い付き合いをしているが、正式に国交樹立したのは1992年と最近の話。
ベトナム戦争時には、韓国軍が民間人に対する数々の虐殺を繰り返しベトナム人女性や少女に対して強姦を行った。その際に身ごもり生まれた子供はライタイハン(ライ=軽蔑、タイハン=大韓民国)と呼ばれ差別の対象となっている。当時、被害にあった女性は20万人以上と言われているが、韓国人の子供を生んだことで軽蔑・差別の対象とされることから名乗り出るものは少なく、正確な数字は把握されていないのが現状である。
最近は世界的な韓流ブームの影響で若者を中心として韓国に対するイメージは払拭されているようだが、中国ほどでないにせよ世代を遡るとあまり良いイメージを持たれていない。