ベトナムとは

■はじめに
近年のベトナムはチャイナプラスワン(主に製造業が中国に製造拠点を構えることによるリスクを回避するため、中国以外に製造拠点を置き分散投資すること)の最右翼として、世界中からの投資が活発化しています。
ベトナムへの進出としての魅力は、何と言っても安い賃金と誠実な人柄のベトナム人、そして上昇するGDPではないかと思います。

■安い賃金
ベトナムの人口は約9000万人と同じASEANに加盟している国の中では3番目に多い(1位インドネシア2位フィリピン)。平均年齢は約27歳と非常に若い(日本は約47歳)。2014年1月に最低賃金が最大17%上昇したといえ、未だに人件費は地域や職種によっても異なりますが、中国の半分くらいでタイと比べると3分の1程度とASEANの中でも低い。そこがベトナムへ進出する企業の決めてとなっているようです。

■ベトナム人の特徴
ベトナム人ワーカーの特徴として挙げられるのは『手先が器用』『視力が良い』『誠実』だと思います。ベトナム大手食器メーカーであるミンロン(Minh Long)の食器の絵付けは、ベトナムはもとよりヨーローッパで高く評価されているほど細かい絵付けが特徴である。他にもベトナムの民芸品として有名で、外国人が宿泊するようなホテルの近くには専門店があるほど人気の帆船は民芸品とは思えないくらい細部まで拘ったつくりをしています。これら代表的な民芸品からベトナム人は手先が器用なことや視力が良いことを伺い知ることが出来ます。誠実という一面は、与えられた仕事に関してはきちんとこなすので信頼出来ると言われています。

■上昇するGDP
ベトナムがドイモイ政策を実施してから様相が変わった。1992年からアジア通貨危機の1997年までは8.9%の高成長を実現した。この背景には1992年ベトナム社会主義共和国憲法が制定、同年 中国との関係正常化、1993年フランスと和解、1994年アメリカによる経済制裁の解除、1995年アメリカとの国交正常化などがあった。
アジア通貨危機で成長が衰えたが、2000年アメリカとの通商協定を締結させ、再び高成長をはじめ2007年までは7%前後の成長率で推移した。2008年はリーマンショックという世界的な不況に加えて物価上昇率が22.9%となりインフレ抑制政策を実施したことでGDP成長率は5.6%に留まった。前年の7.13%に比べると低水準に見られるがリーマンショックは世界的に見ても大不況とも言えるため、これの影響が無ければと考えると数字はもっと上の値になっていたと容易に想像出来ると思います。
リーマンショックの翌年(2009年)から2013年に至るまで5〜6%台の成長を維持しているが、なかなか7%以上の高成長率を達成出来ていない。原因として不良債権を抱える金融業界や国営企業の改革をあげる人が多い。
国民1人あたりのGDPは1890USD(2013年)。ベトナム最大都市 ホーチミンのGDPは4500USD(2013年)まで上昇しています。高まるGDPから国内マーケットの成長を期待する動きも見られ、以前の輸出加工型の製造業を中心とし企業だけでなく国内需要を狙った企業の進出が増えてきています。