北部へ進出する企業

■首都ハノイ
ハノイはベトナムの首都です。ハノイの日本商工会に加盟している日本企業は500社を越えています。しかしホーチミンは約700社となっています。
1990年代半ばに起こった第一次ベトナムブームの際、外資系企業がこぞって進出したのは南部のホーチミンとその近郊の工業団地でした。首都ハノイへ進出する企業というのは、ごく少数派でした。(この原因として考えられることを『ベトナム南部へ進出する企業』にてまとめておりますので参考にしてください。)
ベトナム政府としては、各地域の部分的な発展よりも全体の発展を目論んでいます。そのため、遅れを取っているハノイにおいては政府主導で外資系企業の誘致に努めています。
北部の主要な工業団地(日系のメーカーが多く進出)は、どこもハノイより車で約1時間のところにあります。
■進出する日系企業
北部へ進出している企業として多いのは自動車・バイク関連メーカーです。日本でも有名なホンダ・ヤマハ・トヨタが進出しています。2000年代になってからは、キャノン・ブラザー・パナソニックといった電子・電機関連メーカーが進出しています。今は、これらの関連となるサブプライヤー企業の進出が多く見られます。
■主な進出場所
主な進出場所となっているのは、ハノイ郊外にあるタンロンⅠ工業団地やノイバイ工業団地、ハイフォン港の近く野村ハイフォン工業団地への進出、工場建設が多くなっています。最近ではハノイとハイフォンを結ぶ国道5号線沿いにある工業団地へは、ブラザーや住友関連企業の住友電装・住友電工などの進出を皮切りにサブプライヤー企業が追随するように進出してきています。キャノンの第二工場や第三工場のあるバクニン省やバクザン省にある工業団地へもサブプライヤー企業が進出しています。
このように北部の工業団地の特徴は大手メーカーに追随するサブプライヤー企業という図式が成り立っています。ちなみにホンダ・トヨタがあるビンフック省においても同じことが言えます。
■注目度上昇中ハイフォン市
第二次ベトナムブーム以降、ハイフォン市にある外資系工業団地へは大型企業の進出が相次いでいます。タイヤ製造で知られるブリヂストン・複合機製造のフジゼロックスや京セラドキュメントソリューションズなどが挙げられます。この理由としてはハイフォン市は国が指定する経済特区になっていることが考えられます。中でもハイフォン市内のディンブー・カットハイ経済特区に該当する工業団地へ進出すれば15年間という期間限定ながら法人税は10%となり、売上げ開始から4年間免税と9年間減税が受けられます。