経済と産業

■ベトナムの経済
2013年のベトナムのGDPは1706億ドルで一人当たりのGDPは1901ドル(IMFの統計による)である。これは世界平均の20%に満たない水準となっている。2011年にアジア開発銀行によって公表された資料によれば、国民の約40%は1日2ドル未満で暮らしているとのこと。
政府開発援助(ODA)と外国からの投資によって牽引されているベトナム経済は、リーマンショックによって一時失速したものの、現在は安定した成長を続いている。インフレ率は11.8%と高い。
世界最大級の投資銀行ゴールドマンサックスが定めたNEXT11(50年後の世界経済においてBRICsほどの甚大ではないが非常に大きな影響を力をもたらす11カ国のこと)や、VISTA(ポストBRICsと目されるベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンの頭文字をとった造語)の一つとして数えられており、世界的に見てもより一層の経済発展が予測されています。

■労働人口と産業
ベトナムの労働人口の66%は、農業・林業・漁業・鉱業などの第一次産業に従事していますが、最近では製造業・建設業などの第二次産業や小売り業・サービス業・観光業などの第三次産業が急成長しています。特に外貨獲得資源となっている観光業の成長が著しいそうです。

■輸出
ベトナムから輸出しているもので有名なのは原油・衣料品・農産物があげられる。特に農産物は、コーヒーが世界2位、カシューナッツと黒こしょうが世界1位となっています。また原油生産にはおいては東南アジアで3位となっています。

■農業
コーヒーはブラジルに次いで世界2位の生産量を誇っています。大部分がインスタントコーヒーや缶コーヒーなどの清涼飲料用として使われるロブスタ種となっている。
水田水稲作地帯は北部の紅河デルタと南部のメコンデルタである。どちらも生産性が高く、国の重要な穀倉地帯として形成している。

■鉱業
ベトナムは天然資源が豊富です。石炭や石油といった有機鉱物資源だけでなく、金属鉱物資源もあります。北部のハロンから算出される石炭は炭素含有量90%以上の無煙炭である。発掘の歴史は19世紀末から始まっており、現在の採掘量は1670万トンです。
1660万トンの原油を産出しており、輸出品目の第一位である石油は全輸出額の約20%を占めている。また天然ガスの採取量は約97.5億㎥です。
北部デルタ周囲の丘陵地帯で産出する金属鉱物資源はスズ(世界4位)。他に亜鉛、金、クロム、鉛、リン鉱石となっている。

■観光業
ベトナムにはフエの建造物群(1993年)・ホイアンの古い町並み(1999年)・ミーソン聖域(1999年)・ハロン湾(1994年・2000年)などといった世界遺産があり、観光客で賑わっております。またリゾート地としてニャチャンや開発が進んでいるフーコックなどが観光客に人気が出てきています。